花(はな)
「草かんむり」+音「化(カ)」から成る”形声文字”です。花という漢字は、中国では特にボタンの花を指すようですが、日本では奈良時代はウメの花、平安時代以後はサクラの花を指すそうです。漢字からイメージする花も、場所や時代によって変わるのはおもしろいですね。
『花の中には、親指ほどの小さな女の子が座っていたのです。』日々の生活の中で触れることの多い「花」は、子供たちにもイメージがしやすく、漢字も記憶に残りやすいようです。
紫陽花の時季です。園でも、鮮やかな紫陽花を観察したり描いたりして季節を楽しみました。
参考文献:新明解 現代漢和辞典(編集:影山輝國 伊藤文生 山田俊雄 戸川芳郎 三省堂出版)「親指姫」(花園文庫 文:高見八重子 絵:間所ひさこ 発行所:株式会社登龍館)