あずきの中で特に大粒なものを「大納言」と呼びます。大粒で、煮たときに皮が破れにくい特徴を持ち、いわゆる「腹切れ」が生じにくいことから、切腹の習慣がない公卿の官位である「大納言」と名付けられたそうです。
今日は、酒粕入りの蒸しケーキに「大納言」を入れました。まず「大納言」を水に3時間ほど浸してから、黒砂糖と三温糖で炊いておきます。
そして、小麦粉に、酒粕、三温糖、菜種油、卵または豆乳を混ぜてタネをつくります。卵を入れるとコクが出ます。卵の代わりに豆乳を入れるとフワフワになります。そこに先ほど炊いた「大納言」を散りばめてオーブンで焼きました。
あずきには利尿作用を促し、身体の余分な水分を外に出してくれる効能があると言われます。暑い夏です。水分補給も大切ですが、余分な水分をしっかりと外に出すことも大事です。自然の力で夏を乗り切りましょう!
参考文献:大納言 | 公益財団法人 日本豆類協会 (mame.or.jp)