【心の成長にも身体の成長にも睡眠が大切】

「子どもの睡眠不足や睡眠障害が続くと、肥満や生活習慣病(糖尿病・高血圧)、うつ病などの発症率を高めたり症状を増やしたりする危険性があります。「早起き・早寝」という基本的な生活習慣から見直すことが必要です」(厚生労働省HPより)

睡眠の役割には、①記憶の整理・定着 ②脳の老廃物を捨てる ③身体と脳の休息・回復 ④免疫力を上げる ⑤成長ホルモンの分泌 があります。

睡眠が足りないと、(1)風邪をひきやすくなる  (2)学力が低下する  (3)運動が苦手になる  (4)肥満になりやすい (5)身体の成長が遅れる  (6)イライラや不安が大きくなる  (7)攻撃的になる  などのリスクが高くなるようです。

睡眠は、運動からくる身体の疲れはもちろんのこと、脳の疲れも回復してくれるので、睡眠をよくとっている子どもは、不安感も少ないのだそうです。子どもは言葉で表現できない”イライラ”を泣いたり、拗ねたり、わめいたりする行動で表すことが多いです。そんな行動が気になったときは、睡眠時間が十分にとれているか確認してみるのもいいかもしれません。

睡眠によって分泌される成長ホルモンは、骨や筋肉、免疫細胞、認知機能の向上に関係しています。成長ホルモンの分泌ピークは”午後10時から午前2時までの4時間”だといわれます。

まずは「寝る時間と起きる時間を習慣化する」「起きたらすぐ朝日を浴びる」「寝る1~2時間前にゲームやスマホの電源を切る」を目標にしてみるのはいかがでしょうか。成長ホルモンのピーク時間を考えると、午後9時までにはゲームやスマホの電源を切り、寝る態勢を整えるのがよさそうですね。

引用文献:子どもの睡眠 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp) / 脳と身体に影響する「子どもの睡眠」新常識|日本睡眠学会副理事長監修 (fqkids.jp) / 【寝ない子は育たない?】子どもの睡眠の大切さについて徹底解説 | 睡眠ドクター (gussuri.net)