謝(あや)まる

「言(=ことば)」と、音「射(シャ)」とからなる”形声文字”。ことわる。

「いいわけをして、ことわる。辞退する」「いとまごいをする、別れを告げる」「わびを入れる、あやまる」「お礼をする、お礼」「おとろえる、しぼむ、また新しいものに代わる」という意味があるそうです。

「あやまる」と「お礼をする」、一瞬、相反する意味のように思えますが、自分の気持ちを伝えるという意味では、同じなのかもしれないと感じました。

『王様はお姫様から、アラジンに助けてもらったことを聞き、疑ったことを謝りました。』

語彙力の多さは、学びに大きく関係しています。読書は日頃使わないような言葉を知ることのできる絶好のチャンスです。

年長組さんはもうすぐ卒園です。これからもさまざまな本に触れ、語彙力を身に付け、自分のことばで話せる人に育ってほしいと思います。

 

参考文献:新明解 現代漢和辞典(編集:影山輝國 伊藤文生 山田俊雄 戸川芳郎 三省堂出版)「アラジンと魔法のランプ」(花園文庫 文:森山貞則 絵:米谷水枝 発行所:株式会社登龍館)